トロンボキサン

アラキドン酸とcox-2に期待されること

アラキドン酸は細胞膜を作るための重要な成分であり、心身の育成や記憶力および学習力といった機能を向上させる事で知られていますが、一方でアレルギー諸症状や気管支炎、発ガン性などのリスクも併発させてしまう事があります。
特に特有の代謝組織であるアラキドン酸カスケードは、こうした健康被害ともいうべき諸問題を誘発する特徴を持っています。
細胞膜内にはアラキドン酸の材料となるリン脂質以外にもCOXという酵素成分も含まれています。
基本的に細胞膜が二重構造になっているようにCOXも複雑な構造をしています。

リン脂質細胞から切り離されたアラキドン酸を刺激してCOXサイクルを引き起こしますが、サイクル自体は3種類に分けられます。
1つがCOX1、もう1つはCOX2,そしてCOX3です。
同じCOX細胞でも各に異なる働きと特徴を持っています。
COX1は他からの刺激をほとんど受ける事無く全身の細胞膜に安定して存在しており、主に血管膜細胞内および胃粘膜上皮細胞膜で生成される事からもわかるように、胃粘膜保護と安定的な粘液生成および血流促進に貢献している酵素成分です。
それに対してCOX2は他細胞からの刺激を受けた時に生成され、アラキドン酸カスケードを活性化させる働きがあります。

働きの1つはガン物質を生成してガンを悪化させる機能です。
アレルギー諸症状も併発させます。
こういうとCOX2は除去される悪玉のようにも思えるのですが、COX2の特性を活用してガン予防につながる研究もされています。

実際に様々な研究から未知の分野だったガン組織のいくつかが明らかになっているのです。
COX2を利用したガンの研究は今でも継続されています。
受精卵の着床にも不可欠な成分であり胃潰瘍治療のためにも効果的に働く事が知られています。
特に抗アレルギー薬であるステロイドは体内に導引された場合に、副作用としてCOX2の機能が抑制されてしまう事もあります。