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猫にとってアラキドン酸は必要な栄養素?

人間の必須栄養素として知られる“タンパク質”“ミネラル”“脂質”“ビタミン”“炭水化物”は、他の動物にとっても重要な成分です。
ただし肉食か草食によって若干のバランスが違ってきますけれど、エネルギーを生成し体を健全に維持していくためにどれか1つでも不足すると、様々な病気を引き起こし気持ちも安定しなくなります。
物言わぬペットだからこそ飼い主である人間が、食事管理から健康管理からしっかり守ってあげるべきなのです。
人間の世界でアラキドン酸を含む脂質が注目されているように動物にも必須栄養素です。

特に猫は犬以上に必要とします。
いずれも肉食動物ですからアラキドン酸は必須脂肪酸の1つであり、ペットフードにおけるカロリーの高さをみてもわかるように、人間の10倍近くのアラキドン酸が必要です。
人間で懸念されている過剰摂取という事は猫の場合はあてはまりません。
もちろん猫なりにアラキドン酸適量というものもありますから、過剰摂取すれば肥満にもなりますし糖尿病や腎臓病なども引き起こします。
その昔、こうした脂質を体内で合成できないので他の動物を殺して食べる事で補給していたのです。

アラキドン酸はレバーや動物肉、卵や牛乳、魚などに多く含まれる脂肪酸です。
犬は集団で行動し獲物を仲間で分け合うという習性から比較的低めのエネルギー補給ですんでいた可能性があります。
一方猫は単独で行動していたので獲物は自分だけで食べていた事に加えて、いつ餌にありつけるかわからなかったために一気に食べていたと思われます。
猫の方が高カロリーな餌を食べているのはこうした習性の違いがから来ているものと考えられます。

実際猫の行動を見ていると、捕らえた獲物の内臓から食べています。
アラキドン酸を多く摂取できる部位を優先的に食べていたという事です。
すべて自然治癒が基本ですから、より多くのエネルギーを確保するために、人間以上のアラキドン酸を欲するのもうなずけます。
アラキドン酸はあらゆる動物の生命を支えているのです。